Project TKM 2nd project
明日へ踏み出す、僕の物語
※注意※ この作品は暗い題材を実験的に扱っています。暗い作品が苦手な方はプレイをお控えください。
タイトル | 明日へ踏み出す、僕の物語 |
ジャンル | ノベルゲーム |
公開日 | 2012年5月20日 |
公開場所 |
ファイル内にあります宣伝画像を是非ご覧ください。 |
企画・シナリオ | てつ |
プログラム | 社長 |
※ダウンロードの際、キーワード覧に「tkm」と打ってください※
あらすじ
俺は、いつごろからひとりになったんだろうか。
薄暗いワンルームの自宅で、ふとそんなことを考えた。
大学を卒業してからの二年間。特に何をするでもなく、ただただ無駄に生き延びようとする体を引きずって、たどり着いたのは何もしないという結論だった。
地方出身だった俺が、意気揚々と街へ繰り出して来た6年前から住んでいることアパートも、ずいぶんと自分の色が付いてしまったように思う。
そんな俺の部屋に、東から昇って来た太陽が光を届け、1日の終わりを告げる。
昼夜逆転の生活にはもう慣れていた。
他人を感じられない生活。
それが今の俺には一番優しかった。
座ったままカーテンに手を伸ばして外から光を完全に遮断してから、俺はベットにもぐりこんだ。
こんな俺に、光がさす日なんて。
絶対に来ないだろう。